原発事故の避難区域になっている福島県内の市町村で、年末年始に限って認められる特別宿泊が、24日から始まりました。
特別宿泊が認められるのは、原発事故のあと初めてとなる南相馬市小高区や楢葉町のほか、飯舘村や葛尾村など6つの市町村で、放射線量が比較的低い一部の地域が対象です。
このうち南相馬市小高区では、年末年始を慣れ親しんだわが家で過ごそうと、朝早くから自宅に戻る住民がいました。
杉義行さん(73)夫妻は、避難先の南相馬市鹿島区の仮設住宅から車で自宅に向かい、途中、スーパーに立ち寄って、正月用品などを買いそろえてから戻りました。自宅には週に1度くらいのペースで寄っているということですが、泊まるのは原発事故のあと初めてで、早速、神棚に水をあげたり、窓を開けて空気を入れ換えたりしていました。
杉さんは「自宅で宿泊できるのは素直にうれしいですが、除染が終わってないので、放射線量はどうしても気になります」と話していました。
国によりますと、年末年始の宿泊をこれまでに申し込んだのは、6つの市町村合わせて556世帯1701人だということです。
このうち南相馬市小高区は237世帯と、地区の対象世帯の1割に満たず、市では住宅の除染の遅れやネズミによる住宅被害などが影響しているとみています。
年末年始の特別宿泊は来年1月7日まで行われます。 NHK NEWSWEB
このうち南相馬市小高区では、年末年始を慣れ親しんだわが家で過ごそうと、朝早くから自宅に戻る住民がいました。
杉義行さん(73)夫妻は、避難先の南相馬市鹿島区の仮設住宅から車で自宅に向かい、途中、スーパーに立ち寄って、正月用品などを買いそろえてから戻りました。自宅には週に1度くらいのペースで寄っているということですが、泊まるのは原発事故のあと初めてで、早速、神棚に水をあげたり、窓を開けて空気を入れ換えたりしていました。
杉さんは「自宅で宿泊できるのは素直にうれしいですが、除染が終わってないので、放射線量はどうしても気になります」と話していました。
国によりますと、年末年始の宿泊をこれまでに申し込んだのは、6つの市町村合わせて556世帯1701人だということです。
このうち南相馬市小高区は237世帯と、地区の対象世帯の1割に満たず、市では住宅の除染の遅れやネズミによる住宅被害などが影響しているとみています。
年末年始の特別宿泊は来年1月7日まで行われます。 NHK NEWSWEB